2011年 10月1日
スタートライン 若者たちの明日を開くヒント 20代で使ってはいけない言葉

「次代創造館」代表 千田琢哉さん
数々の著作で、ビジネスパーソンの心を揺さぶる言葉を発信する千田琢哉さん。近著『人生を最高に楽しむために20代で使ってはいけない100の言葉』(かんき出版)には、ドキッとする“NGワード”が並んでいる。ちょっとダメ出しされた気分になるが、これも未来の成長のため。さあ、あなたもチェックしてみては?
「20代の過ごし方で、その後の30年が決まる」――千田琢哉さんは、20代の生き方に熱いメッセージを発信している。その思いは?
私は経営コンサルタントとして、1万人のビジネスパーソンと関わって、話をしてきました。社会人のスタートの段階では、それほど能力の差もないのに、若い時の仕事の姿勢や生き方のちょっとした違いが、後々、驚くほど大きな差になっていくのを目の当たりにしてきました。だから、独立して真っ先に取りかかったのが、20代に贈る言葉でした。
今の若者をどう見ている?
30代後半の私の世代と比べても、競争で勝ち抜こうというモチベーションは下がり、「周りから嫌われたくない」「平均的で安定しているのがいい」という空気が強まっています。ソーシャルネットワークの世界で、自分だけ浮いてしまって、村八分になるのが怖い。合コンなどでも傷つくのが嫌だから、1番人気の人は避け、第2、第3志望を選ぶ。喜怒哀楽の感情の幅も、どんどん狭くなっていると感じます。
そうした若者に期待したいことは?
一度の人生、第1志望に挑む人生を選んでもらいたい。第1志望に集中する生き方だと、決断が早くなり、自分の時間も生み出せるようになる。反対に、第2志望以下だと常にほかと比べて迷うから、言い訳や愚痴が出たりして、結局、自分が損をしてしまう。
千田さんの20代は?
私は大学1年の秋までマンガしか読めないのがコンプレックスでしたが、ある日、ビジネス本を立ち読みしてから読書にはまり、大学時代、1万冊の読書をしました。就職した会社では、最初は雑用ばかりでしたが、「偉くなる人は雑用こそ芸術的に仕上げる」と何かで読んだ通りに実践しました。すると、その後の転職先を含め、のべ3000人以上の経営者と仕事をさせてもらい、それらの対話を通じて薫陶を受けることができました。
「人生は出逢った言葉の質と量で決まる」という千田さんの持論も印象的だ。言葉のもつ影響力とは?
結局、人間は自分が発した言葉どおりの人生を歩んでいくもの。だからこそ、20代はたくさんの良い言葉のシャワーを浴びておくことが大事だと思う。一方で、自分の成長を止めてしまうような口癖ばかり言っていると、気づいたらそのようにしか生きられなくなっているので要注意。
今回、出版した『20代で使ってはいけない100の言葉』では、若者にとって耳が痛い言葉をあえて並べさせてもらいました。これらの言葉を念頭において自らを鏡に映すつもりで、幸せな人生をつかむキッカケにしてほしいという思いからですので、ご容赦ください。





