2011年 12月14日
〈さわやか寸景〉「母の心」は必ず伝わる!

宿命と向き合いながら朗らかに前進する佐々木さん一家(左から海斗君、佐々木さん、愛美さん)
【青森県黒石市】佐々木美紀子さん(38)=黒石中央支部、白ゆり長=は学会2世。
「幸せになるためには、この信心しかないのよ」との母・小椋和子さん(59)=支部婦人部長=の言葉を背に育ったが、信仰の必要性を感じないまま青春時代を過ごした。そして結婚、長女・愛美さん(13)=中学1年生=の出産。切迫早産で一時は病弱だった愛美さんは、日に日に健康を取り戻し幸せな時が流れていた。しかし――。
2000年(平成12年)8月、長男・海斗君(11)=小学5年生=も切迫早産で出産。喜びもつかの間、初めて見たわが子の顔は、チアノーゼで青紫色だった。心音に異常が見られ、すぐに保育器へ。
1カ月検診で「総肺静脈環流異常症」と診断。4本ある肺静脈の全てが、本来の左心房に返らず、結果として右心房に戻ってしまう疾患で、手術が必要だった。ただ、体力がなく1カ月後でないとできない、と医師に告げられた。
“この先どうなってしまうの!?”。頭の中が真っ白になり、涙が止まらなかった。何本もの管につながれた息子の姿を見つめる佐々木さんの胸に、母の言葉が突き刺さる。
「今こそ、信心で乗り越える時よ」。不安な心と闘いながら、懸命に唱題した。地元の座談会に参加すると、同志がわが子の回復を祈ってくれていた。創価家族の温かさに触れ、未入会だった夫・康秀さん(40)も入会。一家で病に立ち向かった。
1カ月後、海斗君の手術は無事成功。合併症の心配もあったが、日に日に健康を取り戻し、何の制限もなく生活できるまでに回復。佐々木さんは痛感する。「私が信心に立ち上がるよう、ずっと祈ってくれた母(和子さん)のおかげです」
その後、学会活動に積極的に参加し、佐々木さん自身が“広布の母”として成長する。
そうした昨年、再び宿命の嵐が一家を襲う。長女の愛美さんが、筋力が次第に衰えていく「筋緊張性ジストロフィー」と宣告されたのだ。医師の話を聞き、ひとたびは悲嘆の底に突き落とされたが、佐々木さんは負けなかった。「使命あって生まれてきた子だ。乗り越えられないはずがない!」
娘と一緒に御本尊に向かった。悲観的な心が、前向きに変わっていく。まもなく支部総会を迎えた。愛美さんは、筋力の低下を感じながらも、未来部の一員として歌とダンスを披露。はつらつと演技する愛美さんの姿に、信心に無理解だった義父母が感動。学会への理解を深めた。
また、この夏に行われた創価ファミリー大会では、佐々木さんと海斗君がリレーで体験発表を。堂々と発表する息子の姿に、胸が熱くなった。「信心を教えてくれた2人の子に、感謝でいっぱいです」
今、母としての佐々木さんの祈りが、一家の幸せを開く。母から子へ、「母の心」は厳然と!(東北支社編集部発)





